【切れていた後半を追記しました】
本文文横だより2024年 12月号
これを執筆している今、長野県松本市に来ている。
12月初旬ということで街ではあちらこちらにクリスマスツリーが飾られ、同ソングが流れていて、
否応なしに年末の慌ただしさに導かれていく。
昨日の早朝の真っ暗な中、ホテルを出て市街地を流れる川沿いへ星空観察を兼ねてウォーキングに出掛けた。
ただでさえ山に囲まれて空気が澄んでいる地域である上に、雲一つない天気だった。
そして上流に向かうほど市街地の灯は減り、星は見えやすくなる。
見上げると冬の典型的な星空とは異なる。
けれど夜明け前の時刻なのだからそれは当然のことであった。
冬の典型的星座オリオンは南西の低い位置にあり、沈みかけているところであった。
定位置のはずの南東の中腹の空には、うしかい座アークトゥルスと、おとめ座スピカと、
しし座デネボラを結んだ春の大三角形が浮かんでいた。
それらは夜9時前後の夜空ならば3月から6月に掛けて観られる星座である。
もうクリスマスかと思っていた矢先、大自然からもっと先の春を知らされた。
もちろん、それらは夜明けと共に見えなくなる。
だがその時、もう一つのお土産が待っていた。
東側には美ヶ原高原から続く山々が、西側には雪を戴いた北アルプスの山々が、空が明るくなると同時にくっきりと浮かび上がったのであった。
文横だより2024年 12月号をお送り致します。
◆12月読書会
日 時: 12月7日(土)17時~19時
場 所:神奈川県民センター内、会議室
テーマ:『みちのくの人形たち』深沢七郎 (中央公論社)
担当者:森山さん
出席者:(リアル)(敬称略)
鶴見、河野、清水、江頭、山下、林、森山、阿王、藤原、
野田、福島、中川、山口、小鍛冶、遠藤(悟)
「掲示板」からの参加(敬称略)12/7現在
阿王、篠田、森山、福島、寺村、藤原、中川、鶴見、清水、野田
以下、読書会担当者・森山(大倉)さんより
読書会のまとめ
【1.自由な感想、意見】
・こういう事実が確かにあったと実感できる。人間の究極の生死を扱っている小説……
【2.『楢山節考』(以下『楢』)と比較しての感想が多くありました】
・伝承話、風習などを採取し、そこから想像して物語を構築している。『楢山節考』『みちのくの人形たち』(以下『み』)ともに、その豊かな想像力がつくりあげた作品……
【3.各地の風習、習わし、言い伝えなど】
・秋田県北部 女性の33歳の厄払いには、黒留に袖丸髷の正装でお参りをする。現代は観光化され、県外からも参加者を募るようになっている……
【4.読書会を終えて】
この作品に対しての多数意見というのがなく、多種多様なとらえ方、感想がありました……
(続きは文横ホームページに掲載されています)
◆1月の読書会スケジュール
日 時: 1月11日(土)17時〜19時
場 所: 神奈川県民センター内、会議室
テーマ: 『フィラデルフィアの友だち』 ジョン・アップダイク (新潮文庫、「同じ一つのドア」所収、宮本陽吉訳)
担当者: 藤本さん
1月の運営委員会(読書会の前に開催)へのオブザーバー参加のお誘い
日 時: 1月11日(土)15時〜17時
場 所: 神奈川県民センター内、会議室
テーマ: 『文学横浜 細則 掲載基準条項』についての審議他
参加者: 総会の際にご意見を述べておられた中根さん、寺村さん、山下さん(欠席了承済み)、岡井さんはお越し願えればと存じます。
他の方もご自由にご参加できます。
◆2月の読書会スケジュール
日 時: 2月 1日(土)17時〜19時
場 所: 神奈川県民センター内、会議室
テーマ: 『冥途』及びその他の短編 内田百閒
担当者: 鶴見さん
◆3月の読書会スケジュール
日 時: 3月 1日(土)17時〜19時
場 所: 神奈川県民センター内、会議室
テーマ: 『飛ぶ教室』 エーリッヒ・ケストナー
担当者: 山下さん
◆4月の『文学横浜』第57号合評会スケジュール
日 時: 4月 6日(日) 午前・午後両方の予定
場 所: 神奈川県民センター内、会議室
テーマ: 『文学横浜』第57号
◆5月以降の読書会スケジュール
5月以降の担当者は、
(敬称略)原、清水、河野、藤原、寺村、野田、金田、中川、高木、岡井、山口、福島、中根、
篠田、杉田、林、小鍛冶、阿王、成合、遠藤(悟)、森山
の順となります。
担当者はテーマが決まりましたら篠田までご連絡をお願い致します。
注)ご辞退、順番の変更等がありましたら、調整しますのでご連絡をお願い致します。
また漏れや今まで辞退していたが担当ご希望の方がありましたら、ご連絡をお願い致します。
注)担当者は原則リアルにもご出席をお願い致します。
◆読書会テーマについて
原則としてできるだけ短編が望ましいです。
同じく本は安価で購入できることが望ましいです。
ただし上記について例外を認めない訳ではありません。
過去に取り上げたテーマについては旧「文学横浜の会」Webページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~bunyoko/
の「読書会」→「これまでの読書会」の順にクリックしてご参照願います。
お問い合わせ、ご相談はお気軽に直接TELまたはメッセージでも大丈夫です。
連絡先 篠田まで
AD <taizo_shinoda@chic.ocn.ne.jp>
TEL 090-3146-3077
以上、篠田